リアルジャパンを主宰する初代タイガーマスクの佐山サトルと、この日セミに登場した船木誠勝に遺恨が生まれた。

 大鵬3世、納谷幸男(23)のデビュー3戦目となったセミのタッグ戦で、船木は納谷の2度にわたる誤爆に逆上。納谷をパイプイスでめった打ちにし、引き揚げる際にはリング下にいた佐山を突き飛ばした。大事な弟子を船木に託した気持ちを裏切られた佐山は、リングに上がり「船木、出てこい!」とマイクで呼び掛けたが、船木はすでに会場を後にしていた。

 狭心症の影響で復帰が遅れている佐山は「ちょっと、メンツをつぶしてもらった。幸男のことを頼むつもりだったけど・・。全部、メンツをつぶされた。(復帰の)何かのきっかけ欲しいとは思っていたが」と語り、早ければ7月にも予定している復帰戦が、船木へのリベンジマッチとなる可能性が出てきた。