新日本プロレス両国大会(4月1日、両国国技館)の調印式が30日、都内の後楽園ホールで行われた。

 3WAYマッチで行われるIWGPジュニアタッグ選手権試合の出場者では、BUSIと組む高橋ヒロムが「なんか、最近眠れないんですよね。なんでなんだろうな、ずっと考えていたんですよ。なんかドキドキするんすよ。あれ、なんかドキドキするなあって。ここ最近そう思った。うまいこと言いたいので、今日ポエムを書いてきました」を切り出すと、リング上で詩を披露し、「それぞれ別の場所で生まれたのにどこかで交差するデスティーノ、このマットにぶつけるアワードリーム」と締めるとファンから歓声を浴びた。

 続いてマイクを握ったSHO、YOH組では、チームメートのロッキー・ロメロが「ポエムはないけど、ラップを書いてきたぜ」と他2組を挑発する内容でリリック(歌詞)を英語でまくし立てた。

 この奔放な姿に怒りを暴発させたのはエル・デスペラード、金丸義信の王者組。デスペラードは「おめえら、カンペ読まないとしゃべれないのかよ。無駄に長えしよー! いつまでも行儀よくやっているとも思うなよ、ポエム聞いたり、ラップ聞いたり」と怒声を放つと、机を蹴飛ばしてひっくり返した。金丸も「てめえらまとめて両国でぶっつぶしてやるよ。それだけだよ」と言い捨てると、リングを降りて去っていった。