2008年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの総合格闘家・石井慧(31)は最重量チームを率いて大会制覇を狙う。

 IQレスラー桜庭和志(49)主宰のグラップリング(打撃なし、関節と組み技のみ)ルールによる5対5の団体戦QUINTET2大会(16日、東京・大田区総合体育館)の前日計量と会見に登場。総重量430キロ以内のルールで、426・75キロと出場4チームの中でもっとも重いチーム編成となった。

 石井自らがスカウトして集まったベラルーシ、ブラジル、ポーランド、ジョージアという多国籍軍だ。サンボや柔道で実績を残している選手も多く、石井は「(出場順は)桜庭さんのイベントなので(桜庭が好きな)くじ引きで決めました」というほど各選手の実力を信頼。メンバー決定当初から「優勝を狙いにいきます」と自信を持っている。

 1回戦で激突するチーム10thプラネットは総重量424・6キロで、実績、実力を兼ね備えるメンバー。石井は「相手チームのマルティネス兄弟も知っている相手ですし、楽しみ」と余裕の笑みを浮かべた。