4月7日の祭典レッスルマニア35大会(米ニュージャージー州イーストラザフォード・メットライフスタジアム)で、注目のシングル対決が決まった。トリプルHがノー・ホールズ・バードマッチでバティスタと対戦することが決定した。

1人でリング上に立ったトリプルHは、警備員たちを引き連れてステージに登場したバティスタと距離を取って対峙(たいじ)。2月25日のロウ大会に電撃的に登場し、70歳の誕生日会に招待されていたリック・フレアーを襲撃した野獣から「お前はオレの目的をわかっているはずだ。オレの希望がかなうまでお前の大事な人を襲う。レッスルマニア35でお前と戦いたい」と脅迫にも似た対戦要求を受けた。

フレアー襲撃の仕返しを狙うトリプルHは承諾。さらにバティスタから「オレのキャリアのラストマッチだ」と言い残されると「この試合は制限なしのノー・ホールズ・バード戦(反則裁定なし)になる」と試合形式まで指定し、因縁を激化させた。

昨年10月16日、区切りのスマックダウン1000回記念大会で、4人組ユニット「エボリューション」が再集結し、トリプルHはバティスタ、ランディー・オートン、リック・フレアーと再会した。現在、ハリウッド俳優として活躍するバティスタから「彼(トリプルH)はこの業界を変え、すべてを成し遂げた。オレを倒すこと以外は」と挑発を受けた。一触即発ムードとなったが、フレアーの仲介で抱擁を交わした。しかし仲介役のフレアーをバティスタが襲撃したことで、トリプルHの怒りを買っていた。