故山本“KID”徳郁さんの姉で、アーセンの母・山本美憂(44)が浅倉カンナを3-0判定で破り、RIZIN4連勝を飾った。
レスラー同士の対戦で、タックルからテークダウンを狙う浅倉を、世界選手権優勝3度の底力ではねのけ、小刻みな打撃でダメージを与えるなど、試合の流れを支配した。
「浅倉選手が(タックルで)入って来るのを想定して、何度も練習してきた。自分のレスリングをすれば大丈夫と思ってました。ただ、タックルを切るのは今まで(の総合で)一番大変でした」。
家族の絆を再確認した戦いでもあった。リングで「やったー、親子で勝つことができた」と叫んだ。リングサイドに先に試合を終えたアーセンがいた。4度目にして初の“母子白星”だ。2月にはアーセンに長女空(そら)ちゃんが誕生。血縁上は祖母だが「引退までは」“自称伯母”の喜びもある。そして…。
「KID選手に何か?」との質問には必死に涙をこらえた。その間数十秒。「絶対に(天国から)見てるんで…」と声を震わせた。
総合転向から2年9カ月で戦績5勝3敗。待望のタイトルマッチが現実味を帯びる。「ちょっと近づいたかな。タイトルマッチのチャンスがあれば、光栄です」。山本一家の長女の進化は44歳になっても止まらない。

