RIZINを主戦場とする女子総合格闘家・村田夏南子(25)が米女子格闘技団体デビューを白星で飾った。戦績7勝2敗のリアーナ・ビロジン(ブラジル)とストロー級5分3回で対戦し、1回2分10秒、裸絞めで勝利した。

序盤から積極的に組み技を仕掛け、ケージに追い込みながらペースをつかむと、立ち上がろうとするビロジンの背後に回ってそのまま裸絞め。胴絞めしながらバックチョークで絞めあげてギブアップを奪った。昨年12月、Invicta FCでシャロン・ジェイコブソンとの初陣が組まれながら負傷欠場。今年4月のRIZIN出場を経て、満を持してのInvicta FCデビューだった。 「Invictaで戦えてうれしかった」と振り返る村田は「昨年12月の試合は、私がケガをしてなくなってしまい、悔しい思いをしてきたので勝ててうれしい。バックチョークは今まで使ったことがない。アドリブです」と勝利者インタビューで安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

今回の村田を皮切りにRIZIN勢は今月、米国マッチが続く。14日には米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(MSG)で開催される米総合格闘技ベラトール222大会で、現RIZINバンタム級王者堀口恭司(28)がベラトール同級王者ダリオン・コールドウェル(31=米国)に挑戦。昨年大みそかで先勝した堀口が挑戦者として2度目の防衛戦となるベラトール王者に挑む。また同じイベントではRENA(27)が総合ルールで地元ニューヨーク出身のリンジー・ヴァンザント(25=米国)と対戦。日本女子ファイターのMSG進出は、今年4月の新日本プロレス・ROH共催のG1スーパーカードで組まれたWOH世界王座戦に王者として出場した岩谷麻優(スターダム)以来。総合ルールではRENAが初進出となる。