新日本プロレスのレジェンドで、来年1月4、5日の東京ドーム大会で引退する獣神サンダー・ライガーが25日、都内でDVD「獣神伝説~30年間の激選名勝負集~」発売記念トークショーを行った。

この日は、グラビアアイドル鈴木ふみ奈が胸の谷間が見える大胆なサンタコスプレで登場。ライガーは目元のメッシュ越しに鈴木の胸元を見つめ、「マスクマンやってきて良かった…」とメロメロ。思わぬクリスマスプレゼントに大喜びだった。

発売されたDVDボックスには、89年4月東京ドームのデビュー戦から19年までの中から、ライガー自身が厳選した84試合がおさめられている。ライガーは一番のライバルだった佐野直喜とのタイトル戦を全部入れる希望を出したと明かし、「(佐野との)全部の試合があったからこそ、今の僕がある」と話した。

さらに、話題はプロレスラーとしての美学にも及んだ。「すごくうれしいことにDVDを編集された方に『ライガーさんの試合を編集していて、飽きないんですよ』と言われた。お世辞だとは思うんですけども、プロレスラーはこの選手とはいい試合できるけど、この選手とはできない、じゃだめだと思うんです。それを言っていただいて、すごく感動しました。ですから、とにかく、最初から最後まで見てほしい。飽きない、って言ってもらった言葉。それをみなさんがどう感じてくれるか楽しみです」。

1月4日は、8人タッグマッチで藤波辰爾、ザ・グレート・サスケ、タイガーマスクと組み、佐野直喜、大谷晋二郎、高岩竜一、田口隆祐組と対戦。5日は佐野と組み、高橋ヒロム、リュウ・リー組と最後の試合を行う。多種多様な戦いを刻んできたプロレス人生に胸をはり、残る2戦に臨む。