IWGPジュニアヘビー級タッグ王座戦で、挑戦者のSHO(30)YOH(31)組が、王者のエル・ファンタズモ(33)石森太二(36)組を破って、第61代王者についた。

SHO、YOH組は、相手の攻勢に苦しんだが、13分過ぎに勝負の分かれ目が訪れた。ファンタズモがSHOの急所に向かって、痛烈な右のパンチを見舞った。だがその直後に驚いたように右拳をみつめて、悲鳴を上げた。YOHはゆっくりとパンツに手を入れて、股間を防御する黄金のファウルカップを取り出した。クレバーな準備で相手の急所攻撃を封じて反撃。最後はYOHとの合体技でファンタズモから3カウントを奪った。

SHOと同様に、股間にファウルカップを入れていたYOHは「最高のスタートが切れました。ファウルカップをしてよかった。4度目の戴冠、ここに歴史を新たに詰め込んでいきます」と決意。SHOも「こんな立派なベルトを持てるのは奇跡かもしれない。この奇跡を無駄にしたくない。ネクスト、ネクストとつなげていきたい」と話した。

2度目の防衛に失敗したファンタズモは「この会社には陰謀が渦巻いている。レッスルキングダムはクソな試合ばかりだ」とイライラ爆発。石森も「ある意味、さすがだよ。空回りしているあの2人が東京ドームとか大舞台だけ、頑張る。ゆとり世代は恐ろしいね。あんな薄っぺらい王者のメッキ、すぐにはがしてやる」と吐き捨てるように言った。