4日にWWE女子タッグ王座挑戦が決まったロウ女子王者アスカ、ラナのコンビが同タッグ王者組(シェイナ・ベイズラー、ナイア・ジャックス組)を翻弄(ほんろう)した。アスカは第1試合でベイズラーとシングル対決。20日のPPV大会TLCでの同王座挑戦に向けた前哨戦となった。

序盤から足関節を取り合う攻防をみせたアスカは原爆固め、フェースバスター、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めと連続攻撃。ベイズラーのキリフダクラッチで絞められれば、負けじとアスカもアスカロックと得意の関節技を繰り出した。

場外ではラナが敵セコンドのジャックスによる攻撃を回避し、鉄製ステップへの誤爆を誘発。さらにハリケーン・ラナを繰り出し、ジャックスを頭から解説席にたたきつけた。予想外のジャックスのやられっぷりに気をとられたベイズラーの隙をつき、アスカは背後から丸め込んで3カウントを奪った。

コンビを組むラナの好ファイトで勝利を挙げ、アスカは抱き合いながら勝利を喜んだ。試合後には15日のロウ大会でラナ-ジャックスの前哨戦が発表。「1人でナイアと対戦なんて…できない」と落ち込んだラナに向け、アスカは「できるって自分を信じるねん」と猛ゲキを飛ばし、励ましていた。