ボクシングの日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦が10日、東京・後楽園ホールで開かれ、王者永田大士(30=三迫)は負傷引き分けによる初防衛成功となった。

1回から挑戦者の同級2位近藤明広(35=一力)を積極的に攻め、近藤の右ストレートを浴びる接戦となった。だが6回に偶然のバッティングでカットした左目上の傷が深くなり試合ストップ。ジャッジ2者がドローのため、7回1分14秒、負傷引き分けとなった。永田は「ホッとしているというよりは悔しい」と複雑な表情だった。