総合格闘家の朝倉未来(28)朝倉海(27)兄弟とキックボクサー那須川天心(22)が、20日放送のフジテレビ系トーク番組「ボクらの時代」(午前7時)で共演する。

それぞれ交流があるが、3人そろってじっくりと語り合うのは今回が初めて。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」を控えて日々トレーニングに励む3人だが、穏やかな雰囲気でトークがスタートする。それぞれYouTubeチャンネルを持ち、登録者数も格闘家の中ではトップクラス。お互いにコラボ企画を行っているだけに、未来が「天心くん、いじられキャラ開花したよね」、海が「YouTubeだと完全にいじられキャラ」と、朝倉兄弟がタッグで突っ込んだ。天心は「最近は“弟感”も出ているらしいです」と笑った。

3人の出会いから、お互いの印象などでも盛り上がった後に、天心が「格闘技を始めたきっかけは?」と突然の質問。あまりにもそのタイミングが急だったため、未来が「(話の)振り方、下手じゃない」と突っ込んで笑いを誘った。地元の愛知・豊橋でけんか最強だったことから“路上の伝説”と呼ばれる未来は「格闘技は、けんかの延長で始めた」と語り、そこに海をどうやって巻き込んでいったのかを明かしていく。

キックボクシング全勝の強さで“神童”と呼ばれる天心も、きっかけは父のすすめで5歳から始めた空手だったが、嫌で仕方なかったことなどを明かし、練習漬けの日々だったため「学校で遊んだ記憶がない」と振り返った。

また朝倉兄弟は、那須川ファミリーについて興味津々。キックボクサーでもある妹の那須川梨々(18)や弟の那須川龍心(14)について質問攻め。朝倉兄弟も家族のエピソードを明かし、3人の“男子トーク”は続いた。

3人は格闘技に対する熱い思いも披露。未来は「日本の打撃スキルは強い。MMA(総合格闘技)に取り入れたら、世界と戦える」、海は「強い選手同士で練習するのが早い」、天心は「外国人選手は雑な動きが多いが、日本人は精度が高い」などと述べた。

収録後、未来は「テレビとYouTubeの中間みたいな感じだし、わざと面白くしようとしなくてありのままでいいですね。3人で話せたのは新鮮でした。格闘家を何歳までやるとか、普段話していることも、テレビの視聴者に向けて話せました。このメンバーを番組に呼んでいただいてありがたかったです。地上波で、新しい層に届いたらいいな、と」。

海は「このメンバーでやると聞いて、テレビよりもYouTubeに近いな、と。カメラがあるのをすっかり忘れてしまいましたね。兄とは、普段そんなに話すことはないので、1年分くらい話したのではないでしょうか。恥ずかしいというか、やりづらかった部分もありました。天心くんは、弟みたいなキャラ。尊敬もしているし、一方でかわいいと思うところもあり。収録はとても楽しかったです」。

那須川は「初めて格闘技の真面目な話をしました。RIZINを引っ張る3人として出演できて楽しかったし、台本もなく聞きたいことを聞けて、いい時間でした。特に未来さんと海さんの格闘技を始めたきっかけを掘り下げることができて良かったです。おふたりとはYouTubeでコラボもさせていただき、とてもよくしていただいていて。特に未来さんは、ひとりの人間として勉強になるんです」と話している。