最高裁が元プロボクサーの袴田巌さんの再審審理が東京高裁に差し戻しを決定したことで、日本プロボクシング協会新田渉世事務局長は「大きな1歩を刻めたという見解」を示した。協会では新田事務局長らが中心となって、長年支援活動を続けてきた。
袴田さんは66年に強盗殺人放火罪などで逮捕され、無罪を主張したものの死刑判決を受けた。14年に静岡地裁が再審開始を決定。48年ぶりに釈放されたが、東京高裁は再審を認めなかった。
最高裁の決定は、高裁の判断を不服とした袴田さんの特別抗告を受けてのもの。高裁決定差し戻しは袴田さんに有利と言える。「5人の裁判官のうち3人が差し戻しだったと聞いた。非常に心強い決定だと思う。また裁判が長引くという懸念はあるが」とコメントした。日本ボクシングコミッション安河内事務局長は「真相の一刻も早い解明を祈る」と話した。

