スタンディングバウト特別ルール(3分3回)で、ウエートで上回る五味隆典(42)が元K-1の皇治(31)に勝利も、ダウンを奪えなかった。

前日計量で13キロ差となった両者の対決。ほぼノーガードの五味は思い切り右拳を振り、左右のボデイィーにパンチをねじ込んだものの、逆にスピードを生かした皇治の左フックなどを浴びるシーンもあった。判定は2-0(30-29、29-29、29-28)の僅差で五味が勝った。

試合後、マイクを持った五味は「今日はありがとうございます。ちょっとみなさんに少し…大みそかに判定ダメだよ」とダウン奪取できなかったことを反省。試合前に「今(の五味)は火の玉ボーイじゃなく、キンタマおじさん」と挑発してきた皇治に向け「生意気なこと言って試合成立させた皇治君。いいキンタマ持っている。悔しいけど、準備期間、3週間だけど倒れなかった。根性あるよ」とほめたたえた。

負けた皇治は「生意気を言って申し訳なかったです。五味選手、ありがとうございました。どえらかったです。ビッグなキンタマを持っている男とやれた」と殴りあって感謝の気持ちを口にしていた。

契約体重78キロの五味、65キロの皇治が12オンスのグローブを装着、ヘッドギアなしの判定決着ありという限りなくボクシングに近いルールでの対戦だった。

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