ボクシングのWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者重岡銀次朗(21=ワタナベ)が1年5カ月ぶりのリングで2度目の防衛戦に臨む。5月23日、東京・墨田区総合体育館で同級3位川満俊輝(25=三迫)の挑戦を受ける。20日夕方、2部で構成されるボクシング興行に出場する同門選手計5人でオンライン記者会見に出席した。19年大みそかの初防衛戦以来となる待望のV2戦に向け「(コロナ禍で試合延期が続き)何のために練習しているのかというのが1年続いた。くだらないパンチをもらわないように。ピンチなく勝ちたいと思います」とキッパリ。V1戦では挑戦者レイ・ロリト(大成)の左カウンターを被弾し、ピンチになった反省を踏まえながら気を引き締めた。

また日本ライト級ユース王者湯場海樹(22=ワタナベ)は日本ユースの2階級制覇を目指し、日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)に挑戦する。昨年3月、2週間の予定でタイ合宿を組みながら、現地で新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)で帰国できず、実に半年間の合宿生活を過ごした。この経験でメンタル的にも強くなったと振り返る湯場は「自分のボクシング人生にとってポイントになる試合。落とさないように調整したい。勝てるようなイメージをしている」と自信をのぞかせた。

 

★元世界王者黒木優子(30=YuKO)と東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦に臨む元日本同級王者千本瑞規(26=ワタナベ)「コロナ期間にかなり成長できたと思うので、それを見せられるのが楽しみ。もちろん負けるつもりはない」

 

★日本ミニマム級1位仲島辰郎(26=平仲)との初防衛戦を控える同級王者谷口将隆(27=ワタナベ)「しっかり勝って世界ランキングもあげられるように。それ相応の実力をみせたい」

 

★日本女子バンタム級王座決定戦で同級3位平安山裕子(34=平仲)と対戦する同級1位谷山佳菜子(34=ワタナベ)「3度目のタイトル挑戦なので絶対に勝てるように頑張りたい」