WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(25=Ambition)が凱旋(がいせん)試合で初防衛に失敗した。

プロ4戦目でタイトル初挑戦となった挑戦者の同級5位西田凌佑(24=六島)に0-3(111-117×2、110-118)の判定負けを喫し、王座陥落した。

身長差9センチも上の長身サウスポー西田に対し、比嘉は重心を低くしながら強打を狙った。しかしテクニックある挑戦者の左ストレートなどを被弾。何度も前に出て右ストレートを打ち込んで激しく攻めたものの、終盤に疲労で動きが落ちて逆に西田に攻め込まれるシーンもあり、まさかの判定負けとなった。

比嘉は昨年の大みそかに同王座を奪取。WBC世界フライ級王者時代の18年2月以来、約3年2カ月ぶりとなる故郷沖縄での防衛戦だった。