K-1女子の武尊を目指す-。元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者でK-1女子アトム級のMIO(26)が同門のエース、スーパーフェザー級王者武尊(29=ともにK-1ジムSAGAMI-ONO KREST)さながらの攻撃的ファイトを誓った。23日のK-1大田区大会(東京・大田区総合体育館・日刊スポーツ新聞社後援)で菅原美優(21=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)との同級3分3回の注目対決を控える。

MIOは「女子同士が倒しちゃうという、ギャップのある試合がしたい。(所属の)KRESTらしさを女子の試合で体現していけたらと思います。やっぱりパンチが好きなので、フィニッシュはパンチでいきたいですし、武尊選手のように攻撃的なスタイルを目標としています」と注目女子対決のテーマを掲げた。同門のエースの名前を挙げながら「女子の武尊」を目指す。

今年3月のケイズフェスタ4大会Day2からの連続参戦ながらも「前回の試合が終わって、そのまま追い込みに入ったので、ずっと追い込めていて体調はいいです。すごく充実した毎日を送っています」と充実した表情。同大会メインで武尊がKrushスーパーフェザー級王者レオナ・ペタスを激しい打ち合いの末、2回KO撃破した試合を挙げ「やっぱり試合は気持ち、魂の戦いだなと思いました。今回の菅原戦は、対戦相手のタイプとしても武尊選手の戦い方がマッチするものだったので、マネできるところはマネしたいなと思います」と刺激も受けている。

現Krush女子アトム級王者でもある菅原との対戦発表の反響も大きいという。MIOは「菅原選手は華があって、今かなり波に乗ってる子だし、このまま私がやられちゃうと、そのままいい波に乗ってガーンと行っちゃうと思うので、意地でも止めたいと思います」と対抗心むき出し。シュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍後、19年8月からK-1参戦。20年9月の高梨“Knuckle”美穂とのK-1初戦こそ判定負けを喫したものの、3月には元ボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者山田真子からパンチで2度のダウンを奪って勝利した。MIOは「次もしっかり自分の動きを出して勝てたら『K-1の戦い方に慣れた』と言えると思います」と気持ちを高揚させていた。