ボクシング元東洋太平洋ライト級王者でWBO世界同級5位の中谷正義(32=帝拳)が6月26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスで、人気スター選手の元3団体統一同級王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)との同級12回戦に臨むと5日(同6日)、米プロモート大手トップランク社が正式発表した。試合会場はヴァージン・ホテルズ・ラスベガスとなる。

中谷は昨年12月、米ラスベガスのMGMグランドで世界ランカーのフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に2度ダウンを許しながらも、逆転で9回に2度ダウンを奪い返してTKO勝ち。ライト級世界トップ戦線に名乗りをあげた。19年7月にロペスに敗れたのが唯一の黒星となる。

ロマチェンコは昨年10月、テオフィモ・ロペス(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。右肩の手術を受け、中谷戦が再起戦となる。米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した強さ)ランキングで1位に君臨したロマチェンコは「ハイテク」と呼ばれ、世界最速で3階級制覇を成し遂げている。