WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(22日、京都市体育館)の調印式、予備検診が20日、行われた。王者寺地拳四朗(29=BMB)と挑戦者の同級1位矢吹正道(29=緑)とも、予備検診は異常なしだった。

初の世界戦となる矢吹は帽子をまぶかにかぶり、王者寺地と視線を合わせなかった。王者の新型コロナウイルス感染で待たされた形となるが、「延期になったことはプラスしかない。影響はない」と言い切った。

12勝中11KOのハードパンチャー。本名は佐藤だが、「自分はあまり実績がないし、有名じゃない。佐藤じゃおもしろくないんで」とボクシングマンガ「あしたのジョー」の主人公からリングネームをいただいた。

「自信はあります」。王者が守り続けているベルトを奪い取る。