立大4年の女子大生ボクサーとなる日本女子ミニマム級2位鈴木なな子(22=三迫)が空位となっていた同王座を獲得した。

同級1位瀬川紗代(24=ワタナベ)に2-1の判定勝ちし、日本ベルトの奪取に成功。一進一退の攻防ながらも手数を増やしてワンツー連打を成功させるなど、競り合いを制した。第5代王者となった鈴木は「タイトルということもあり、瀬川選手のパワーを感じたので絶対に負けられないと思いました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

大学在学中のタイトル奪取を目標に掲げ、有言実行できた喜びは大きい。今年は故障でジムワークができない時期もあっただけに「出し切ったので判定を待つだけでした。ずっと練習をこの何か月間、やってきた。学生生活最後の試合だったので気合が入っていました」と笑顔。念願のタイトルを手にし「まずは日本タイトルを獲得できたので確実に段階を踏んで、次は東洋(太平洋)王座を見据えていきたい」と意気込んでいた。