元2階級制覇王者でWBA世界スーパーバンタム級5位の亀田和毅(30)が10日(日本時間11日)、メキシコでの同級王座・次期挑戦者決定戦12回戦(同12日、ソノラ州エルモシージョ)に臨んだ。同級10位ヨンフレス・パレホ(35=ベネズエラ)と対戦し、116-112、116-112、114-113の3-0の判定で勝利。同級スーパー王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)への挑戦権を得た。亀田和は38勝(20KO)3敗、パレホは24勝(12KO)2分け4敗。

 

【1R】互いに様子見の展開も、亀田は前に出てプレッシャーをかけた。10-9で亀田。

【2R】序盤から互いにパンチを出すも、ガードの上で有効打はない。中盤に亀田の右ストレートが顔面にヒットした。10-9で亀田。

【3R】亀田の左ボディーが決まる。手数、スピードとも勝る。パレホはパンチを出しても、亀田にガードされた。10-9で亀田。

【4R】亀田が序盤から高速の左ジャブ放つ。パレホも手を出すが有効打はなし。亀田は終盤に右ストレートも決めた。10-9で亀田。

【5R】パレホも距離をつめて手数が増える。亀田は時折、左ジャブをヒットさせた。10-9でパレホ。

【6R】亀田がボディー攻撃を仕掛けた。中盤には右ストレート。パレホの攻撃はしっかり防御した。10-9で亀田。

【7R】中盤からパレホの上下のパンチが決まりだした。亀田は左ジャブを的確にヒット。10-9でパレホ。

【8R】パレホが左ジャブからボディー攻撃が有効。亀田は手数出すも、距離が遠く有効打はない。10-9でパレホ。

【9R】亀田が左ジャブから右ストレート。パレホはボディー攻撃で活路見いだす。10-9で亀田。

【10R】ジャブの打ち合いで、互いに決定打に欠く。的中率は亀田が上。10-9で亀田。

【11R】この日初めて接近して打ち合う展開に。パレホのボディー攻撃が有効。10-9でパレホ。

【12R】パレホが前に出てプレッシャーをかける。亀田は逃げ切りを図る展開。10-9でパレホ。

(採点は本社)

試合後の亀田のコメント

「遠くまで応援に来てくれた日本人のみなさん、ありがとうございます。今回の試合はスポンサーの応援がなかったらできなかった。感謝します。来年、絶対に世界チャンピオンになります」。