K-1スーパーフェザー級王者武尊(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が6月の那須川天心(23=TARGET/Cygames)戦に備えてリングに立つ。

2月27日、東京体育館で開催されるK-1東京大会(日刊スポーツ新聞社後援)で現K-1フェザー級王者軍司泰斗(22=K-1ジム総本部チームベガサス)とのスペシャルエキシビションマッチに臨むことが13日、発表された。

昨年3月のケイズフェスタ4大会DAY2でレオナ・ペタスを下し、2度目の防衛に成功して以来の実戦となる。今年6月にキックの「神童」那須川との対戦を控える武尊は「天心選手との試合が決まっているので、それに向けてずっと調整して、本当に今の自分が1番強いなと感じているし、それを軍司選手にぶつけてどういう戦うになるのかが楽しみ」と意気込みを示した。

那須川とは58キロ契約体重で対戦する。王座を保持するスーパーフェザー級(60キロ)よりも1階級下のフェザー級(57・5キロ)の王者軍司とはウエート調整を含めて予行演習となる。武尊は「次は58キロでリカバリーは4キロと決まっているので、それに向けて減量を始めていて体重もいい感じに落ちている。落とした状態でも今まで通りに戦えている。それを試す良い機会になるかな」と想定した。

サウスポー那須川とは違い、軍司は右構えだが、K-1アマチュア優勝、K-1甲子園優勝、Krush王者、K-1王者とK-1のピラミッドですべて頂点に立っている。武尊は「僕はK-1で10年やってきて、これから引っ張っていく選手と向かい合えるのは、すごい意味があることなんだなと感じた。軍司選手が最適」と口にした。

一方、昨年12月の大阪大会で新フェザー級王者となった軍司は「こういう形でチャンスじゃないですが、オファーをもらって速攻オッケーでした。偉大な王者なのでいろいろ試合で吸収して、これからのK-1を背負っていけるようになりたい。エキシビションですが、ガチでいきます」と意気込んだ。なお詳細ルールは今後調整される。