元年俸120円Jリーガーで20年から格闘家に転向した安彦考真(43=Executive Fight 武士道)が、全力ファイトを誓った。14日に立ち技格闘技RISEのFIGHT CLUB大会(2月16日・新宿FACE)の決定カード発表記者会見に出席。対戦相手はかねて希望してきた元西武投手の相内誠(27=K26)に決まり、「とにかく全力で戦うので生き様を見てもらいたい」と意気込みを語った。

相内のデビュー戦となった昨年2月の横浜大会を観戦して以来、戦いたい相手に指名するようになった。この日、相内からは「練習しなくても大丈夫」「おっちゃんファイター。試合の後は(体)大丈夫かな?」などと挑発を受けたが意に介さず。「念願。対戦できる喜びが非常に強い。リング上でしか証明できないと思うので一生懸命やるだけです」と力を込めた。

同大会はオープンフィンガーグローブを着用したマッチのみで行われるRISE初の試みで、66キロ契約3分3回で対戦する。「ヘッドギアがない方が気持ちがいいし、14オンスのグローブは非常に重いので…」とオファーを快諾したことを明かし、「非常に光栄。自分がどれだけできるのか」と胸を躍らせていた。