一枚岩だった金剛ジュニアに亀裂が入った。

覇王が第3試合の原田-吉岡後にリング上に登場。「僕は上に行きたい。環境を変えたい。僕をノアジュニアで一緒に戦わせてください」と、金剛のTシャツを脱いで原田に直訴した。原田は「お前のその覚悟、断る理由はない。一緒にやろう。もっともっとノアのリングを大きくしていこうよ。お前の目を見て確信した」と右手を差し出し、正規軍加入を歓迎した。

そこへ、金剛の仁王が登場。「ふざけんじゃねえ。正気か? 原田やるのか?」と挑発し、原田&覇王-仁王&亜烈破のタッグマッチが突発。最後は原田が亜烈破から片山ジャーマンで3カウントを奪い、この日2勝目を挙げた。覇王は、試合後も感情を抑えられないかつての盟友仁王から襲撃を受けたが、意志は固い様子だった。

覇王は、第1試合の6人タッグマッチで仁王、亜烈破と組んでぺロス軍と対戦。仁王とかみ合わず誤爆を繰り返し、試合後は口論に発展していた。

19年12月にノアに加入して以来、2年間所属した金剛から電撃脱退となった。