K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、6月に控える人気ファイター那須川天心(23=TARGET/Cygames)との注目対決仕様のファイトを披露した。

昨年3月のケイズフェスタ4大会Day2でのレオナ・ペタス戦以来約11カ月ぶりリングで、K-1フェザー級王者軍司泰斗(23=K-1ジム総本部チームペガサス)とエキシビション戦2分2回で対戦。大きめの14オンスグローブ、両足にはレガースも着用した実戦だったが、左ハイキック、ワンツーなどスピード感抜群。至近距離で素早い連打で打ち合うなど、濃密な4分間で、仕上がりつつある状況をうかがわせた。

武尊は「6月に那須川天心選手とボクの人生を懸けた試合があるので、2人の最高の試合してボクが必ず勝って『K-1最高』を叫びたいと思います。6月まで命かけて人生かけて戦いたい」と強い決意を口にした。

那須川戦に向けた最後の実戦だった。次回は契約体重が58キロ、試合当日は62キロまで増量可能となっていることもあり、軍司戦では59キロあたりまで減量し、62キロでリングに立った。那須川戦に向けて上々の予行演習となった。「6月に向けての減量だったり、次の試合に向けてのことで大変でした。軍司選手が58キロまで落としてくれて感謝しています。K-1はボクに夢を与えてくれた舞台だし、もしボクがいなくなっても軍司選手や若い選手が盛り上げてくれてくれたら」とK-1を託すような発言も。武尊が那須川戦だけに集中している姿勢を示した。