新日本プロレスは3月6日に旗揚げ50周年を迎える。創設者は今年2月20日に79歳を迎えたアントニオ猪木氏。72年に団体を旗揚げし、プロボクシング世界ヘビー級王者ムハマド・アリ(米国)との異種格闘技戦など、数々の名勝負を繰り広げた。
<アントニオ猪木と新日本プロレス>
◆離脱 66年4月に、日本プロレスから離脱して豊登らとともに東京プロレスを旗揚げ。その破産にともない、日本プロレスに復帰したが、団体内での確執などで71年に追放処分を受ける。
◆旗揚げ 72年1月に山本小鉄らとともに、新日本プロレス株式会社を設立。同3月6日に大田区体育館(現大田区総合体育館)で旗揚げ大会を行った。メインでは、カール・ゴッチがアントニオ猪木に勝利した。
◆隆盛 ストロング小林、大木金太郎らのビッグネームとの対戦や、WWWF(現WWE)との提携による有名外国人レスラーの参戦により、隆盛を極める。
◆異種格闘技路線 プロレス最強を唱え、ストロングスタイルを掲げる猪木は、自身の最強を証明するため異種格闘技路線へ突き進む。76年2月に、ミュンヘン五輪柔道無差別級金メダリストのウィレム・ルスカと対戦。同年6月にボクシング世界ヘビー級王者のムハマド・アリとの対戦を実現させ、世界にその名をとどろかせた。
◆東京ドーム 89年4月24日、プロレス界初の東京ドーム興行を実現させる。柔道ミュンヘン五輪金メダリストのチョチョシビリと異種格闘技戦を行い、裏投げで左肩を脱臼し、異種格闘技戦で初の黒星を喫した。この大会を皮切りに、新日本プロレスは全国のドーム会場で試合を実施。毎年1月4日の東京ドーム大会は新日本最大のイベントとして定着している。
◆現役引退 98年4月4日、東京ドームでドン・フライ戦を最後に現役を引退。引退後は、UFO、IGF、ISMなど団体を立ち上げ、プロデューサーとして活動。K-1やPRIDEに選手を送り込み、格闘技路線でも存在感を示す。
◆身売り 05年11月、新日本プロレスは人気低迷で経営難に直面し、猪木が保有していた株式51・5%をゲーム製作・販売会社ユークスに売却。子会社化された。猪木はオーナーから降り、新日本との関係を絶った。

