WBC世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式と記者会見が17日、京都府宇治市のBMBジムで行われた。

王者の矢吹正道(29=緑)と挑戦者の前王者で同級1位の寺地拳四朗(30=BMB)が19日に京都市体育館で立場を入れ替えて昨年9月以来の再戦に臨む。試合はABEMAで無料配信される。

挑戦者となる寺地は「すごくワクワクしてます。あのベルトを早く返してもらいたい。圧勝したいです」と自信をみなぎらせた。

王者の矢吹は“戦闘服”の下に仕込んでいた。拳四朗の名前の由来、大人気マンガの「北斗の拳」のキャラクターであるサウザーのTシャツを着ていた。

サウザーは主人公のケンシロウと死闘を繰り広げた。最後は敗れるが、「パチンコでは勝ちますから」と矢吹。決めせりふの「『引かぬ、こびぬ、かえりみぬ』書いてください」と記者にアピール。初防衛への自信を示した。

 

◆サウザー 主人公ケンシロウと死闘を繰り広げたライバルの1人。無類の強さを誇り、最初の対戦ではケンシロウを一方的に退ける。非情で残酷な暴君として君臨したが、やがてそれは「愛深きゆえに愛を捨てた」ためだった悲しすぎる生い立ちが明らかになっていく。パチンコの北斗の拳シリーズでは、対戦相手がサウザーだとケンシロウの勝利期待度が低くなる。