プロボクシング元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(33=帝拳)が約1年ぶりのリングで再起する。13日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック同級13位ハルモニート・デラ・トーレ(28=フィリピン)との137ポンド(約62・14キロ)契約体重10回戦に備え、12日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、中谷は62・0キロ、トーレは61・5キロでクリアした。

昨年6月、米ラスベガスで元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と同級12回戦で拳を交え、9回TKO負けを喫して以来、約1年ぶりの試合。「あのロマチェンコ戦を通じてファイトのバリエーションがなかったと。ディフェンスの中でも攻撃を隠している。そういったところを取り入れてきた」と口にした中谷にとって国内マッチも18年12月以来、3年6カ月ぶり。「しっかりと世界にいけるんや、という風な試合にしていきたい。それを日本のファンにも見てもらたい」と再起戦のテーマを掲げていた。