アスカが1日2連戦に臨み、7月2日(日本時間3日)のマネー・イン・ザ・バンク(MITB=米ラスベガス)のMITB女子ラダー戦(天井につるされた王座挑戦権証入りブリーフケース争奪戦)出場を決めた。

ロウ女子王座次期挑戦者だったリア・リプリーの負傷欠場が発表され、ロウ女子王者ビアンカ・ブレアが大会オープニングに登場。5WAY形式の次期挑戦者決定戦の開催が決まると、アスカ、アレクサ・ブリス、リブ・モーガン、カーメラ、ベッキー・リンチが次々に現れた。

アスカは王座奪還を宣言したリンチに「アハハハハ、ベッキー泣いてるの?赤ちゃんのように」と挑発。すると挑戦者決定戦ではリンチに足を引っ張られ、チャンスを妨害された。負けじとマンハンドルスラムを決めたリンチを邪魔し、場外戦では顔面ハイキックを放った。妨害合戦を繰り広げているうちに試合はカーメラがモーガンをスーパーキックで下して王座挑戦権を奪取した。

リンチとの因縁を深めたアスカはメインイベントでMITB女子ラダー戦予選で一騎打ち。花道でリンチの奇襲を仕掛けられたが、リングではスープレックスからヒップアタック、足首固めと怒濤(どとう)の連続アタックを仕掛けた。アスカロックやミサイルキックで攻め、リンチのレッグドロップをしのぐと、最後は相手の得意技ディスアーマーをうまくかわし、強烈なラウンドハウスキックで顔面を蹴って3カウントを奪ってみせた。

女子ラダー戦出場を決めたアスカはバックステージで「よっしゃ! ベッキーに勝ったぞ! これでラダーマッチのチャンスを得た。絶対、今回もラダーマッチの勝者になってチャンピオンになるぞ。絶対だぞ」と気合を入れ直した。