K-1女子ミニマム級で、高梨Knuckle美穂(29)のプロ無敗記録が10で止まった。トルコの新星エリヴァン・バルト(21)に0-3で判定負けした。

高梨はバルトの前蹴りからの連打に手を焼き、自慢のパンチ力を生かすことができなかった。被弾しながらも果敢に前進し、ワンツーなどを放ったが、手数に勝るバルトの牙城を崩すまでには至らなかった。

前日会見で高梨が「今まで戦ってきた選手より、かわいい目をしている」と上から目線で話すと、バルトは「かわいいと言われたが、忘れられない思いを味わわせる」と応じていた。

高梨はKrush女子アトム級の前王者。2年前にタイトルを返上し、ミニマム級に階級を上げた。キャリア初の外国人選手を相手に黒星を喫し、期待されるK-1女子ミニマム級初代王者への道は、仕切り直しとなった。