K-1初代女子アトム級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(19=タイ)が26日、日本を拠点にした長期防衛計画を明かした。前夜にK-1初の女子大会「RING OF VENUS」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で行われた同級王座決定トーナメントで優勝。この日は会見で「できるだけ長くこのベルトを守る」と宣言した。

1回戦でMIO(27)に3-0のフルマーク判定勝ち。決勝ではKrush女子アトム級王者菅原美優(22)に延長の末、2-1で競り勝った。同夜はベルトを巻いて祝勝会を行い「ベルトを抱きしめて寝た」。

その大切なベルトは、今後も今の体重を維持して守り続ける決意だ。「できる限りこの階級で頑張り、長く防衛したい。そのためには練習をさらにハードにこなし、体を強くしていきたい」と、タレントの岡田結実似の顔で、目を大きく見開きながら話した。

現在はバンコクの国立大教育学部で学ぶ学生ファイター。高校卒業後に日本留学を考えていたが、コロナ禍もあって実現しなかった。それが今回の戴冠で日本への思いが再び熱くなった。「今年中にも日本に来たい」と東京での学生生活とK-1王者の両立を思い描いた。