プロボクシング元WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(22=志成)が13日、東京・大田区総合体育館でジム移籍初戦を迎える。

同級14位プレスコ・カルコシア(26=フィリピン)とのスーパーフェザー級8回戦を控え、5日にはオンラインで練習を公開。佐々木修平トレーナーとのミット打ちなどでリズム感ある動きをみせた。

21年5月、東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)との王座統一戦で判定負けして以来、約1年2カ月ぶりの再起戦でもある。この間に志成ジムに移籍し、同門のWBO世界スーパーフライ級井岡一翔らと一緒に練習。技術面、精神面などのアドバイスを受けている。「ケガもなく体調も順調なので楽しみ」とクールな表情で意欲をみせた。

カルコシアは10勝(9KO)1敗1分けとKO率75%を誇る強打者。リーチも長く、簡単に攻略できる相手ではないが「全体的なスキルアップを心掛けてきた。それを試合でみせたい。しっかり森武蔵に期待を持たせるような試合をしたい」と強気の姿勢を貫いていた。