4月22日、東京・後楽園ホールで開催されたプロボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦の前日に体重超過で失格した前日本同級王者石沢開(25=M.T)が6カ月のライセンス停止処分を科された。19日、日本ボクシングコミッション(JBC)から発表された。4月21日より6カ月間で、所属ジムの村野健マネジャーは厳重注意処分となった。

石沢は横浜市内で開催された世界戦前日計量で、同級王者谷口将隆(28=ワタナベ)と臨んだものの、2・3キロ体重超過。2時間後の再計量でも200グラム落ちたのみで失格となった。両陣営の協議で試合当日午後5時30分に3キロ増以内の50・8キロと決め、石沢はクリアして試合成立したものの、11回TKO負けを喫していた。

JBCは試合ルール第15条、倫理委員会規定第5条およびJBC制裁規定第2条第1項5号に基づき、同処分を下し「競技としてのボクシングの権威と信用を著しく毀損(きそん)する行為」とした。