米総合格闘技ベラトールに参戦中のRIZINバンタム級王者・堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が、20年大みそか以来約1年9カ月ぶりに日本のリングに帰ってくる。

13日、RIZIN榊原信行CEOがオンライン記者会見を行い、9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催の38大会に堀口の参戦を発表した。対戦相手は未定。榊原CEOは「これは確かに見たいなというカードを最終調整中です」と話した。

堀口は昨年12月、ベラトール同級王者ペティスとのタイトルマッチに敗れ、今年3月に始まったトーナメントではミックスに判定負けで初戦敗退。プロ初の連敗を喫している。

堀口との対戦が熱望されていた、RIZIN同級日本GP覇者・扇久保博正(35=パラエストラ松戸)の参戦も決定。韓国のキム・スーチョル(30)と対戦する。

9月25日のRIZIN大会は、2部構成で開催。朝倉-メイウェザーのエキシビション戦を含む5試合は「超(スーパー)RIZIN」として、海外の格闘技ファン向けに開催する。堀口は2部となる38大会に出場する。

◆堀口恭司(ほりぐち・きょうじ)1990年(平2)10月12日、群馬県高崎市生まれ。5歳から空手を始める。作新学院高空手部出身。上京し、故山本“KID”徳郁さんの内弟子に。10年5月に修斗でプロデビュー。13年10月からUFCに参戦し、7勝1敗。17年4月からRIZINを主戦場とし、18年12月に初代バンタム級王座を戴冠。19年6月にはベラトール同級王座を獲得し、史上初の2冠達成。21年9月にベラトールへの定期参戦を発表した。16年から米国を拠点とし、米フロリダ州のアメリカン・トップチームに所属。プロ通算33戦29勝(15KO)5敗。163センチ。