プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)の秘蔵っ子ジャハン・イングラム(21=米国)が、人気キックボクサー皇治(33)と挑発合戦で対等に渡り合った。

31日、都内の会見に出席し、11月13日(日本時間14日)にUAE・ドバイのコカ・コーラ・アリーナで行われるGLOBAL TITANS大会で、皇治とボクシングに準じたエキシビションマッチ(3分3回、計約体重65キロ)で対戦することを発表。プロボクシング3戦3勝で、ボスのメイウェザーから「将来は世界チャンピオン」と太鼓判を押される存在でありながら、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥を「知らない」発言するなど、大物の風格を漂わせた。

「TMTは雑魚の集まり」「パチモンのマルコメ」と挑発を繰り広げる皇治に対しても、終始余裕の表情。皇治が9月25日の超RIZIN(さいたまスーパーアリーナ)でメイウェザーのボディーガード、ジジを倒したことについて問われると「そもそもジジは大したことないので」と一蹴。「(皇治の)動画は見ていない。日本のボクシング事情は全く分からない」と、眼中にない様子だった。

さらに「トラッシュトークに必死で、皇治選手がすごく好きになった。すごく面白い人だと思った」とにやり。日々の練習ではメイウェザーともスパーリングを行っていることを明かし、「リングの中に入ったら口では戦えない。彼がそれくらいのレベルだとは到底思えない。試合でKOしたらそんなにモテなくなるので、みんなのためになるでしょう」と、「モテてしゃーない」と自称する皇治から全てを奪い取ると宣言した。

同大会は、メイウェザーと英国のカリスマユーチューバー・デジとのエキシビションマッチをメインに組んだ。ABEMAで日本時間午前4時から生配信を予定している。