プロボクシングの重量級活性化のため、23年5月19日の「ボクシングの日」に4階級のトーナメント戦をスタートさせることが決まった。22日、都内で開催された東日本ボクシング協会の理事会で決定したもので、スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級、ヘビー級で4回戦のトーナメントを組むという。優勝者には「協会認定王者」の称号を与える予定。

重量級の日本ランカーは乏しい。ヘビー級には王者但馬ミツロ(28=KWORLD3)がいるものの、ランキング選手は不在。スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級には王者もランカーもいないのが現状だ。同協会としては加盟ジムに所属しながら出場機会のない選手をはじめ、アマチュアや他格闘技からの転向も期待し、広く参加者を募集する方針。セレス小林会長は「他格闘技の選手もプロテストを受験すれば出場できる。西日本の協会所属選手たちにも声をかけていきたい。プロテストもまとめて合同で開催したい」と構想を明かした。