米プロレス団体WWEのスーパースターSHINSUKE NAKAMURAこと中邑真輔(42)が、「マイアイドル」と憧れたグレート・ムタとの「奇跡の一戦」を制した。

メインイベントで対戦し、最後は18分19秒、ムタの口から毒霧を吸い取って噴射し、必殺技のキンシャサで決めた。今年2月21日の東京ドーム大会で現役引退を発表している武藤敬司(60)が代理人を務めるムタとの対戦を、「僕ははなたれ小僧。まだまだ世界で戦う」と涙ながらに振り返った。

試合後の中邑の談話は以下の通り。

(自ら試合について)マジで、こんな奇跡。神様じゃないとわかんないでしょう。言葉を出せば出すだけ、自分自身が受けた感動が薄れていってしまうような感じが…。試合前から、ずっと殺してきた訳ですよ。こういう感情は。プロとして。それをこういった完璧な奇跡のタイミング。元日の日本武道館。相手はザ・グレート・ムタ。最高の入場…。たまんないっすね。マジで。奇跡をありがとうございました。

-対戦してみて

あんなにでかかった壁が、なんら色あせることなく、まだまだデカい壁でいてくれて…。ザ・グレート・ムタとリング上で、最後に肌を合わせられたこと、この上ない喜びと、感動です。

-(ラリアットなど)オマージュがあったように見えたが

そう思うのであれば、そう書いて。大好きだったんですよ。ガキの頃…。武藤敬司は60で引退しますが、それに比べたら、はなたれ小僧ですから僕は。まだまだ世界で戦っていきたいと思います。ありがとうございました。