総合格闘家の木下憂朔(ゆうさく=22)が日本人初のルートでUFCデビューを果たす。

4日(日本時間5日)、UFCファイトナイト・ラスベガス68大会でアダム・フューギット(34=米国)とのウエルター級5分3回に臨む。昨年8月、UFCのデイナ・ホワイト社長から選手スカウトを目的とした大会、コンテンダーシリーズへの出場オファーを受けて日本人初参戦。5戦無敗のジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)に3回TKO勝ちし、UFCとの契約権を獲得していた。

パンクラスやRIZINなどに参戦してきたが、日本初のコンテンダーシリーズ出身のUFC戦士となり「やっとファイターと名乗れるようになった」と笑顔。昨年11月から米フロリダ拠点に練習を開始。日本人初のUFC王者を目標に掲げ、その第1歩がフューギット戦となる。「1個1個を勝っていき、今までの日本人がやっていないような歴史をつくりたい」との強い決意でUFC初陣に挑む。