ボクシングのWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)の母校、関大後援会による祝勝会が12日、大阪市内のホテルで行われた。約100人が統一王者を祝福した。

寺地は昨年11月1日、前WBA同級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)との統一戦に臨み快勝した。次戦は当初、WBCから指示された同級1位ヘッキー・ブドラー(34=南アフリカ)との指名試合が最優先だった。しかし、WBO同級王者ジョナサン・ゴンザレス(31=プエルトリコ)との3団体統一戦が急浮上。4月に東京都内で開催の方向で、交渉が進められている。

寺地は「母校の支援はありがたい。たくさんの人が集まってくれて応援してくれている。それに応えるようにしたい」。出席した関大の前田裕学長は「卒業後も研さんを積んだ、本人の努力のたまもの。活躍は大学として誇りであり、在校生の励みになります」と絶賛した。

元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛日本記録「13回」更新を果たせず、新たな夢はバンタム級で“モンスター”井上尚弥が成し遂げた世界主要4団体のベルト統一。「今年の目標はそこしかない。その後は階級を(フライ級に)上げるつもり」。母校の熱い期待をあらためて受け止め、大きな目標へ突き進んでいく。