プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者の元K-1同級王者武居由樹(26=大橋)が、人気格闘家からプロボクサーに転向した那須川天心(23=帝拳)を歓迎した。

22日に東京ドームホテルで開催された22年のボクシング年間優秀選手表彰式に出席。新鋭賞を受賞した武居は4月8日にボクシングデビュー戦(スーパーバンタム級6回戦)を控える那須川と同じキックボクシング出身だけに「那須川天心選手が来てくれてありがたくて。階級が近くで同じキックからきたというところでも(対戦を)見たいと言われる。お互いがもっと上に行った時、(拳を)交えられたら。そこまで自分も負けることができないと思います」と気合を入れ直した。

お互いに勝ち上がっていれば、いずれ世界戦の舞台で対戦する可能性もある。武居は「理想ですね。良い舞台で戦えればいいですね。今すぐではないですが。4月(の那須川デビュー戦)が楽しみですね」と視察する意欲をみせていた。新生K-1となって設立されたアウォーズ(年間表彰)では、初代の年間最優秀選手(MVP)に輝いていた。武居は「全部の試合に勝って早いラウンドで倒すことを目指している。いつか(ボクシングMVPに)近い賞をもらいたい」と決意を新たにしていた。