人気アイドルグループSexy Zoneの菊池風磨の弟でプロボクサーの音央(ねお、19=新日本木村)が黒星デビューを喫した。

メインイベントで、同じくデビュー戦だった新村康行(33=SRS)との64・5キロ契約体重4回戦に臨み、1-2(38-37、37-38×2)の判定負け。「ダメダメでした」と悔しそうに肩を落とした。

開始早々の打ち合いで連打からの左フックでダウンを奪取したが「焦ってしまった。倒してやろうといってしまい、2回からガス欠でした」と攻め続けられず、新村に追い上げられた。約170人の応援団からの熱い声援も受けてフルラウンドを戦い抜いたが、スタミナを削られて得意の左フックは空を切った。

4回には左目上を偶然のバッティングでカットし、流血しながら4回を戦い抜いたが「応援に来てくれた方には申し訳ないです。ダウンを奪ったのもまぐれかなと。いいところはないです。もっと頑張らないといけない」と反省した。

大学に通いながら昨年11月にプロテスト(C級=4回戦)に合格。身長181センチ、通常体重は71キロ程度で、今後はライト級を主戦場にする予定だという。今年の東日本新人王にもエントリーし、7月28日に初戦(相手は舛井海斗-橋本大祐戦の勝者)を控える。菊池は「ダッシュはやってきたが、それだけでは足らなかった」と体力強化も課題に挙げた。

所属ジムの木村英之会長は「(パンチを)振り回し過ぎ。ただ今回はウエート的に1階級上の選手でもあった。次は(本来の階級)ライト級で出すので、もう1回、修正して頑張らせたい」と話した。