元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(79)の孫・磯谷大心(21=輪島功一スポーツ)が連敗を喫した。プロ10戦目だった伊藤大賀(27=角海老宝石)とのスーパーウエルター級6回戦に臨み、0-2の判定負けとなった。

左ジャブを軸に手数多く攻めたが、伊藤の右強打、左ボディーなどを次々と被弾。右アッパー、左ボディーをはじめ、接近戦も仕掛けて局面打開を図ったものの、逆に右フックなどを浴びてしまった。昨年11月、東日本新人王決勝で顔を合わせたアマエリート松野晃汰(神奈川渥美)に初ダウンを許し、初黒星を喫して以来、約5カ月ぶりのリングで勝てなかった。

昨年の東日本新人王トーナメント参戦時に使用していた父のトランクスは“卒業”し、レッドのコスチュームを新調。三迫ジムに出げいこを増やして昨年以上に実戦トレを多く積み、気分一新でB級(6回戦)初戦に臨んでいたが、カムバック戦を飾ることができずに2連敗となった。