格闘技イベントのRIZINは2日、都内で記者会見を開き、木村“フィリップ”ミノル(29)のドーピング検査結果について陽性だったことを発表した。

木村は6月24日の「RIZIN43」(北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で、コンゴのロクク・ダリに衝撃の失神KO勝利。その試合後に、ドーピング検査を実施したことが発表されていた。

この日、会見に出席したRIZINの榊原信行CEO(59)は「うそつかれた、話にならないと、あっちゃいけない、という感じです」と落胆の表情を見せた。今回の結果を受けて、RIZIN側は、木村に対して当該試合を無効試合とし、罰金、半年間のRIZINへの出場停止処分を科すとした。

黒いスーツで登場した木村は「関係者のみなさま、応援してくださるファンの方々、すみませんでした。正直に話すと、K-1を離脱してから、試合をできなくて、モチベーションを保つことができなくて、モチベーションあげたり、質の良いトレーニングをするために使っていました。ただ、RIZINに出場するとなって、そこから摂取はしていなくて、体の体内には残っていないと思っていました」と謝罪と説明を繰り返した。