神戸の乱。Just 5 Guys(J5G)の金丸義信が謀反を起こし、まさかのHOUSE OF TORTURE(H.O.T)へ電撃加入を果たした。

第6試合だった。H.O.TのSHO、J5Gのタイチによる「KOPW 2023」争奪戦。ベルトを保持するタイチ提案のルール(時間無制限セコンド手錠拘束マッチ)で始まった中、ドラマは終盤に起きた。左膝の負傷で欠場中の金丸義信が花道を走ってきた。リングインするやいなや、SHOのトーチャーツールを取り上げた。J5Gのピンチを救う活躍。そしてコーナーにあったウイスキーの瓶をラッパ飲み。ただ、口に含んだ液体の噴射は、あろうことかタイチ目がけてだった。

困惑するタイチにお構いなしの金丸は、そのままウイスキーの瓶でタイチの頭部を殴打。酔っているのか-。確かに着用しているTシャツは黒いJ5Gのもの。ただ、アルコールのせいではなかった。Tシャツは2枚重ね。その下にはH.O.Tの白いTシャツがあった。敵意むき出しの金丸は、そのままタッチアウトでタイチをたたきつけると、アシストを受けたSHOがショックアローでベルトを手にした。

タイチから「ノブおじ」と慕われていた金丸の裏切り。ただ、これは悪夢ではなく、現実だった。バックステージにEVIL、SHO、ディック東郷、高橋裕二郎とH.O.Tのメンバーとそろって登場。「あんなクソヤローどもとよ、俺がやろうとしていることは違うんだ、バカヤロー!」と一刀両断。もう、その顔は極悪集団のそれだった。