プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上拓真(27=大橋)の初防衛戦、WBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)の世界初挑戦が組まれた11月15日のダブル世界戦(東京・両国国技館)が延期されると28日、発表された。井上がスパーリング中に左第10、11肋骨(ろっこつ)を骨折。メインイベンターの出場が不可となったため、興行自体を延期することが決まった。井上は約4週間の加療を要するとの診断結果が出たため、回復状況をみながら興行日程を再調整する予定だ。

Amazonプライムビデオでライブ配信される予定だった同興行は井上がIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛した現WBA世界バンタム級6位のジェルウィン・アンカハス(31=フィリピン)との初防衛戦、ユーリ阿久井はWBA世界フライ級王者アルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)に挑戦するダブル世界戦を開催。また元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男・寿以輝(27=大阪帝拳)が日本同級11位与那覇勇気(32=真正)と54・5キロ契約体重8回戦、日本バンタム級4位・増田陸(26=帝拳)が再起戦で世界挑戦経験もあるWBO世界スーパーバンタム級12位ジョナス・スルタン(31=フィリピン)とのバンタム級8回戦に臨むアンダーカードが組まれている。

なおチケットの払い戻しはローソンチケットで受け付ける。