プロボクシングのスーパーバンタム級4団体王座統一戦(26日、東京・有明アリーナ)に向けた前日計量が25日、横浜市内のホテルで行われた。史上2人目となる2階級での4団体統一を狙うWBC、WBO世界同級王者・井上尚弥(30=大橋)、WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が出席。井上はリミット(55・3キロ)よりも100グラム少ない55・2キロ、タパレスは300グラム少ない55・0キロでクリアした。井上との主な一問一答は次の通り。

-コンディションは

井上 ばっちりです。

-スーパーバンタム2戦目になる。フルトン戦に比べてのフィット感は

井上 フィット感はかなりあると思います。前回、スーパーバンタム級に(減量)する過程で、ああしたらいい、こうしたらいいというのが見えた。実際、前回の試合後に話していたこと。もっとプラスに、よく仕上げることが出来たかなと思います。

-気持ちの高揚感は

井上 もう試合の前日なので、それは内に秘めたものがあります。

-昨日、今日と握手しフェースオフも短かった

井上 うーん、フェースオフを長くやっても仕方ないので、しっかりとタパレスの表情もみられたので。

-タパレスの表情はどうみたのか

井上 昨日よりも一段と絞ったなという感じがありましたね。(減量が)楽ではないだろうという感じには見えました。でも(リミットより)アンダーで仕上げてきたので、お互いにここからのリカバリーをどうしていくかで、明日の大きな差になっていくと思う。

-リカバリー体重は

井上 前回が60・1キロでした。そのぐらいで今回もリングに上がろうと思っています。