渡辺未詩がシングル&タッグ王座同日戴冠に自信を深めた。

全11組によるタッグトーナメントの2回戦に登場。辰巳リカとの「白昼夢」で「享楽共鳴」(中島翔子、ハイパーミサヲ組)と対戦した。東京女子内でも歴の長いタッグ同士だけあって、20分を超える熱戦となったが、終始渡辺が躍動した。享楽共鳴の連係を分断し、2人まとめてのボディースラムを敢行。さらには中島をキャッチしてリバース・ジャイアントスイングでブン回す豪快な技を次々と披露した。最後は孤立したミサヲを合体技の白昼夢エタニティで仕留め、準決勝進出を決めた。

すでに3・31両国国技館大会で山下実優の持つプリンセス・オブ・プリンス王座への挑戦を決めている。パートナーの辰巳が勝手に青写真を描いていた「タッグトーナメントで優勝し、両国国技館でのシングル&タッグダブルでの王座奪取」も現実味を帯びてきた。同日2度のタイトルマッチという前代未聞の可能性に「二兎(にと)を追って、二兎を得る」とまんざらでもない様子。自身の所属する「アップアップガールズ(プロレス)」がアイドルとプロレスラーの二兎を追っている存在であると位置付けており「私は二兎をくっつけて一緒に倒せる」と同日戴冠に自信をのぞかせた。27日準決勝は荒井優希、上原わかな組と対決する。タッグ歴で圧倒する相手に負けるわけにはいかない。順当に勝ち上がり、2冠挑戦へ王手をかける。