28日に開催されるONEチャンピオンシップの日本大会「ONE165:スーパーレックVS武尊」(有明アリーナ、ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)に出場する総合格闘家・若松佑弥(28=TRIBE TOKYO MMA)が25日、メディアに対応した。若松は今大会で過去に1度判定負けを喫しているダニー・キンガッド(28=フィリピン)と再戦する。

今大会に向け、ムエタイ・ラジャダムナンスタジアム3階級制覇王者・吉成名高らが所属するエイワスポーツジムにも出稽古に行ったという。「マススパーみたいな感じで。スピードとかすごかったです。ムエタイの肘だったり、スピード感だったり、練習の取り組み方とかを見させていただいて」。そのエッセンスを吸収してきた。

前回の試合からメンタルコーチもつけており、精神的にも成長。出稽古に臨む姿勢にも変化がでてきたという。「ちゃんと吸収できるというか。ちゃんと人をたたえて、すごいなと思えるようになったというか。前は結構、競ってたんです。こいつに負けたくないとか」と告白する。

キンガッド戦に向けては「トータルファイターで、穴が少ない。フライ級で世界トップの選手だと思います。でも(自分は)どんなことをされても返せる。すべてにおいて、こうきたら、こう返す、っていうのが頭にインプットされてて、何が来ても対応できるし、自分から極めにいくこともあるし、相手にテイクされたとしてもそこから立ち上がったり。すべて頭にインプットされてるので。あとは楽しんで。15分間の戦いを全力で楽しんでやることだけだと思います」と力を込めた。

今月4日、長男武蔵くんに続く次男虎次郎くんを授かったばかり。だが試合に集中するために、まだ対面できていないという。勝利を手土産に家族を迎えに行くつもりだ。