プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が29日、都内のWOWOW放送局でエキサイトマッチSP「井上尚弥VSタパレス」(2月5日午後9時、WOWOWライブで放送)の収録にゲストとして参加した。自らの言葉でWBAスーパー、IBF世界同級王者タパレスとの4団体王座統一戦を映像をチェックしながら振り返った。

24日(日本時間25日)、米スポーツ局ESPNで、5月6日、東京ドームで元世界2階級制覇王者で現WBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)に臨むと報道。同日には所属ジムの大橋秀行会長(58)も「調整中」と明かしていた。

ネリといえば18年3月、WBC世界バンタム級王者として山中慎介の挑戦を受ける際、計量で大幅な体重超過により王座を剥奪。17年8月の対戦で山中から王座を奪った後、薬物検査で陽性反応を示したことも判明しており、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限の国内活動停止処分を受けている。

ただJBCは規定改定で、処分開始日から無期限は3年、取り消しは5年が経過すれば再申請が可能となった。ネリは無期限のために3年間で再申請できる。井上は「順を追って指名(挑戦者)となった。挑戦者決定戦をこなしてきている。(ネリの)日本での過去の因縁を持ち込んで自分は試合しようとは思っていない。自分としてはそういう気持ちはない」と口にした。

ただし、ネリ本人や陣営が山中戦での一連の問題について発言した場合は別だという。井上は「向こうの陣営、もしくは本人が日本の過去のことを発言だったりで持ち込んでくるなら、その時の山中さんを応援していたファンの方々の気持ちを持って臨みたいと思うし、向こうの出方次第。試合が決まれば、自分対ネリの戦いだと思ってしっかり戦っていきたい」との意向を示していた。