MMA(総合格闘技)世界最高峰UFCとの契約をかけた「ROAD TO UFC」決勝が3日(日本時間4日)、米ネバダ州ラスベガスで行われる。
日本人ではライト級の原口伸(25)がUFCで戦った経験のあるロン・チュー(中国)と、フライ級の鶴屋怜(21)はジー・ニウシュイエ(中国)とそれぞれ戦う。
現フライ級キング・オブ・パンクラシスト(パンクラス王者)でもある鶴屋は、夢の舞台へリーチをかけ「決勝なんですけど、ここで硬くならずにしっかり、いつも通りにフィニッシュを狙って勝ちたいです」と“普段通り”が大事だと強調した。
相手のニウシュイエについて分析し「たぶんストライカーだと思うんで、寝技なら自分の方が勝っているので。上からパンチで効かせてフィニッシュしたいかなという感じです」と意気込んだ。
3歳の時にレスリングを始め、中学2年時にUFCでコナー・マクレガーの試合を見て魅了された。「『こんな華のある選手がいるんだ』と刺激を受けて。それでUFCに興味を持って、UFCに出て、チャンピオンになりたいと思いました。たしかチャド・メンデスが相手で暫定(王者決定戦)ですね。(UFCは)格闘家として最高の舞台だなと思いました」と振り返る。
今回の渡米前、K-1の魔裟斗やボクシング内山高志らを指導してきた土居進トレーナーのもと、フィジカルトレーニング、走り込みを入れて強化してきた。走り込みではシャトルランのような持久力を高めるランニングや瞬発系のダッシュで体をいじめた。「スタミナ面でも筋力面でも強化してきました。今まではレスリングでの貯金というか、フィジカルをそんなにやらなくても勝つことができたんですけど、UFCにはパワーがめちゃ強い人がいるし、スタミナがめちゃくちゃある選手もいる。そこで負けないためにしっかりやった方がいいかなって考えて」と説明。
「最初の走り込みの時は、今一番追い込んだ時の半分走ったくらいでヘロヘロで、きついなって感じだったんですけど、最終的にはそれの倍以上走っても全然疲れないというか。疲れてもめちゃくちゃ息が上がったりすることがなく走れるようになったんで、スタミナはついたと思います」と手応えを口にした。
現在のUFCの試合を見た上で「今回、UFCへの切符をつかんで、初戦でランカーとやっても全然勝てますし、なんならチャンピオンとやっても全然勝てる自信があります」という。「試合のことを思うと緊張というか興奮して眠れなくなっちゃうので、あまり考えないようにしてるんですけど、計量が終わったらアドレナリンを出していきたいですね」と、決戦へ向けて目を輝かせた。【千葉修宏】

