ボクシングのIBF世界バンタム級1位の西田凌佑(27=六島)の世界初挑戦が27日、大阪市内の所属ジムで発表された。

同級王者エマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)に5月4日、エディオンアリーナ大阪で挑戦する。ロドリゲスは22勝(13KO)2敗1無効試合の戦績で19年5月に井上尚弥(大橋)と対戦。2回TKO負けも実力を示した。

対する西田は8戦無敗(1KO)で、4戦目に元世界王者の比嘉大吾を判定で破り、WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルを獲得した。巡ってきた世界への挑戦権に「このチャンスをもらって、必ず勝って世界王者になりたい」と意気込んだ。

バンタム級はWBAで井上拓真(大橋)が1月24日に初防衛し、同日に中谷潤人(M・T)がWBC王座を獲得して3階級制覇を達成した。日本のボクサーにとって熱い階級だけに西田は「同じバンタム級で(日本選手の)活躍は刺激になる。大きな壁だが、しっかり勝って自分も同じスタートラインに立ちたい」と意気込んだ。

同席したLUSH・亀田プロモーションの亀田興毅社長は「西田は負けないボクシング。世界戦ともなればレベルの高い選手同士でKOは難しい。“判定のカリスマ”の本領を見せてほしい」。

指導する武市トレーナーも「例えるなら(2階級制覇王者のギレルモ・)リゴンドー(キューバ)。えぐいぐらい塩辛い試合で、いくらブーイングされてもスタイルを変えない。おもろい試合はしないが、そこを目指さないと(ロドリゲスには)勝てない。2-1でも疑惑でも判定で勝ちます」と言った。

近大から一般企業に就職も、武市トレーナーの激アツな誘いでプロに進んだ。エリートでも何もなかった男が9戦目で世界奪取となるか。5・4にその答えが明らかとなる。